脂肪燃焼の誤解 | ![]() |

根強く残るサウナ伝説...。ですが、実際これで減少するのは発汗による体水分のですので、体重の減少は一時的と言えます。水分を補給すると速やかに体重は回復します。体脂肪がなくなっているわけではありません。ラップやサウナスーツも同様です。 また、たくさん汗をかいて脱水状態になると身体の電解質のバランスが崩れ、運動能力の低下や、熱中症になる危険性があります。たいした運動ではないのに疲労感が高く、結果的に消費エネルギーが少ないことも考えられますのでお勧めできません。
部分痩身はできる?
いつになっても減らないご相談です。それだけ気になる方が多いということなのでしょうが... FWGではできません、とお答えしています。というのは、最新の研究ではその可能性はあるとのことですが、まだまだはっきりエビデンスとはなっていないからです。
二の腕、ウエスト、下っ腹、お尻の下などなど...。 これまでお話させて頂いてきた通り、運動に勝る減量方法はありませんが、現段階では部分痩身は不可能です。ただ、これまでの研究結果から遺伝的に男性、女性で落ちやすい部分があることはわかってきています。 また、脂肪を燃焼するメカニズムを考えたとき、『自分で動かなくてはならない』ことが前提となります。エネルギー保存の法則で考えていただいても結構です。体についているエネルギーの塊は使わないとなくなりません。外からいくら電動刺激やもみだししたところで使っているエネルギーは電動刺激機器の乾電池や他人の外部からのものです。
つまり、蓄積された脂肪のエネルギーは、自分で筋肉を動かす有酸素運動でなければ効率よく使うことができないのです。そして有酸素運動で身体全体的に脂肪を落として細くするか、その後筋肉をつけたりして見た目のバランスを変える方法であれば、非常に健康的で気持ちよく、低コストですので大変お勧めです。