政治の話ではありません。文字通り、支点、力点、作用点の力学です。

痩せたり、太ったりするとこれらは当然変わるのでトレーニングにも影響します。

「以前はこの角度で良かったのに」「効きが悪くなった」「意識できるようになった」などが起こります。

ですので、いつになっても（35年以上経った今でも）”気づき”があるのです。そしてそれに関連した”ひらめき”もあります。ですが、これは実際試してみると予想に反する結果だったりして、基本に戻ることも多々あります。

 

これだけは言えます。トレーニングに熟達して思い通りに体を作ることは簡単ではありません。

 

もう一つ。これも何回も書いておりますが、ゴルフのフォームを改善して身につけるにはその”正しいスイング”を2万回しなければなりません。

週1回、レッスンプロから指導を受けてドライバーを200回振ったとしましょう。1年は52週ですから10,400回、2年でようやく20,800回となり規定数に達します。このことを知らずに、2年を過ごすのですから「なかなか上手くならない」と思うわけです。

他の理由も考えられます。期間をかけ過ぎか、その間に違うスイングをしてしまっているからということです。

 

どちらにしても体に覚え込ませ、無意識に（自動的に）正しいスイングができるようになるには想像以上の時間と労力がかかるといえます。

 

トレーニングスキルにしろ、スポーツパフォーマンスにしろ、多くの経験を持つ専門家から習うことが最短時間ですね。時は金なり。