チームスポーツでは監督、コーチ、トレーナーなど役割分担できていて、ピリオダイゼーションで年間全体の計画を話し合い、目標達成にそれぞれが貢献する形になります。大会が開催されるタイミング、どの大会に出場するかにより、それぞれの立場で思うことがあるわけですが、それらの中で妥協するところも出てきます。イレギュラーな対外試合もあり、計画通りに行かないことも多々あるでしょう。

また、年間計画から考えた3か月、1か月、1週間サイクルの練習テーマまで決めて行います。選手の能力はバラバラですから個々の弱点強化も含まれます。

これらがあることにより選手は練習に集中できるのです。

 

一方、一般個人の場合はこれらの役目は、選手自身がコーチ、トレーナーをバラバラに雇い、監督も務めなくてはなりません。つまりコーチ、トレーナーに考え（目標）を伝えてそれぞれの意見をまとめ、意思疎通にも上手く働かなくてはなりません。もちろん、専門的なことも理解していなくては話になりません。

 

ここが難しいところです。はっきり言うならほぼ不可能です。上を目指すならそれだけ専門性も高くなっていきます。そうした意見のぶつかり合いをどう収めるのか。面倒なら辞めてしまえば済むことですが、このスタイルではいずれまた起こることです。

 

もう一つここで大事なことは、コーチ、トレーナーは”リップサービスをする”ということです。本当にその方のことを考えて指導しているか。誉めたり、あくまで一般的な指導の中で”こうした方がいい”と言っていないか。こう言っても無理だろうからこれくらいか、などということであればそれは全く時間の無駄です。

 

悩ましいところですね。