体力科学 |
【体力科学】
日本体力医学会の月刊誌『体力科学VOL.66NO.3』が届きました。その中で興味を引いたのは教育講座のページに掲載されていた田中喜代次先生と中田由夫先生の「減量しながら筋肉量および基礎代謝量を高めることは可能か?」の記事です。
ざっとご紹介させていただくと、さまざまな検証をされた結果
・ 「体重を減らしながら筋肉量を増やすことの実現可能性は著しく低い」
・ 「減量しながら基礎代謝を高めるという仮説は正しくなく現実的に困難」
という結論を非常にわかりやすく説明されています。
私の経験からもこのことはよく理解できます。トレーニング初心者が開始当初に減量しながら筋肉量をわずかに増やした結果はありますが、その後継続的に結果を出し続けることは一般的には実現不可能です。
基本的に減量にはエネルギー収支をマイナスにしますが、筋肉をつけるためにはエネルギー収支をプラスにしなくてはなりません。この相反することを同時に達成することは現実的ではありません。
学会や講演会、テレビなどでもこのあり得ない事を専門家が発表するとどうなるか。
我々トレーナーも誤った情報に流されずにエビデンスベイスドトレーニングであるべきだと強く感じます。
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