体操選手の体幹トレーニング |
ジュニアの体操選手のトレーニングをよく見学していたのですが、スキル練習の前に筋力トレーニングをバディを組んで行っております。私が見ても様々な工夫をしていわゆる”体幹”トレーニングをしており、その強さにも感心しております。しかし、コーチから見るとそれでも体幹が弱いということでその理由を考えてみました。
選手が行っているのは
・競技特異性を考えた自体重でのトレーニング
負荷の増やし方は
・主に回数や時間を長くする
ここに原因が隠れていると思われます。
つまり、競技中には素早く、勢いがある中で体幹を安定させ続けなくてはなりません。その瞬間の”負荷”は自体重の何倍になるのか。
また、強度が高く長く続く演技では息ごらえしなくてはならない場面が多いのにもかかわらず、我慢できず息継ぎをしなければならない場面がでてきます。
息継ぎの時には腹圧が弱くなり、体幹から力が抜けます。その息継ぎのタイミングが悪いと体幹から必要な力が抜けて姿勢が定まらなくなってしまいます。
単発の技の練習ではうまくいっても通しの練習でうまくできないのはこのためではないかと思われます。
要は、最大筋力も筋持久力も必要なのです。
トレーニングの原理・原則のように大事な事がいくつかありましてその中には『過負荷』『漸進性』というのがあります。
想定した動きにかかる負荷よりも大きな負荷でトレーニングすること、段階的に負荷を増やしていくことが必要になります。
結論として、自体重以上の負荷をかけてトレーニングする、しかも筋肉をつける10RM程度の重さではなく筋力をつけるくらい2~3RMの重さが必要と考えます。
アイソトニックのコンセントリックでは2~3RM、そしてアイソメトリックではさらに+10~20%高負荷で5~10秒、エキセントリックではそのさらに+10~20%上の負荷でのトレーニングが必要だと考えます。
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特別なパーソナルジム【FREE WEIGHT GYM】
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