バンカーから |
ゴルフのバンカーからのショット。高齢の女性の会員様がプロから受けたアドバイスは姿勢も打ち方も良いが力がないのでので肩を強くし、爆発力をつけること。
肩を強くすれば、バンカーショットは男性並みになるのかー。
直ちに間違いとは言えませんが、いろいろと突っ込みたくなる事案です。
最近のショットの流れは左足で地面を蹴り(爆発力を生み出し)、うち終わりに伸び上がるような姿勢になるのが理想らしいのですが、ようやくウェイトリフティングでいう床反力の利用が言われ始めたのかな、という印象です。しかし私はあと10年後には”伸び上がらない”姿勢に戻ると思います。
なぜかー。この流れはウェイトリフティングから来ていると思われるからです。リフティングでかかとが上がるフォームは床反力を完全にバーに伝えきれていないからだと言われており、海外のトップ選手は”プッシュキック”というテクニックで流れは”かかとが上がらない”方へシフトしているのです。
だいぶ難しい話になってしまいましたが、ショットの爆発力を高めたいならまさにこのトレーニングが必要です。このトレーニングの過程で肩も強くなるでしょうが、正解はこれでしょう。
競技指導者は元競技者が多く、往々にして”私がこう習ったから”とか”私がこうだと思うから”という指導をしがちです。そこそこセンス良く成績を収めていれば尚更自分の経験に基づいた指導になり、根拠はどこへやら。
チームであれば、監督やテクニカルコーチ、ストレングスコーチが顔を突き合わせ打ち合わせをすることができますが、一般個人選手ではそれをつなぐのは選手自身ですので意思疎通が難しいでしょう。もしかしたらテクニカルコーチとストレングスコーチの共通言語(専門学)さえないかもしれません。
難しいですね。。。
とにかく、ストレングストレーナーである私としましては、打ち合わせができない状況においてはテクニカルコーチの指導を妨げることなく(特異性にこだわることなく)、バランス良く筋力アップするのが最低限パフォーマンス上げられる無難な選択だとは思います。
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特別なパーソナルジム【FREE WEIGHT GYM】
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