脂肪酸について |
短鎖・中鎖・長鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸:炭素数が2~6までの脂肪酸で酢酸・酪酸・プロピオン酸などがあります。
これらはビフィズス菌などの腸内細菌が大腸にて水溶性食物繊維やオリゴ
糖などをエサにして作り出す代謝物質です。
安静時のエネルギー消費量の向上、体脂肪の低減、便秘解消など太りにく
いカラダ作りをサポートする働きがあることが明らかになっております。
☛ これらはほとんどが二重結合をもたない飽和脂肪酸です。
中鎖脂肪酸:炭素数が8~12までの脂肪酸でカプリル酸やラウリン酸などがあり、エネル
ギーとして利用される際にカルニチンに依存しないため速やかに燃焼される
という特徴があります。
☛ ココナッツオイルやMCTオイルなど がありますが、これらもほとんどが飽和脂肪酸
です。
長鎖脂肪酸:炭素数が14以上の脂肪酸で、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の両方がありま
す。
長鎖・飽和脂肪酸:パルミチン酸・ステアリン酸など(牛脂・ラード・バターなど)
長鎖・不飽和脂肪酸:オレイン酸・リノール酸・EPA・DHAなど(オリーブ油や魚油など)
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
飽和脂肪酸:炭素間に二重結合を持たない脂肪酸で動物性油脂に多く含まれており、脂
肪蓄積や血中脂質濃度上昇に関与し、脂質異常症や動脈硬化との関連性
が高い脂肪酸です。
不飽和脂肪酸:2つの炭素原子が二重結合で結びついている脂肪酸でシス型の立体配座
となっています。
この二重結合が2か所以上ある脂肪酸を多価不飽和脂肪酸といい、代表
的なものにリノール酸があります。
〈 ωー6系多価不飽和脂肪酸 〉
メチル基末端から数えて6番目の炭素から不飽和結合が始まる脂肪酸です。
代表的なものにリノール酸があり、生体内で合成できない必須脂肪酸で欠乏症にもなりま
す。
☛ コーン・大豆・ひまわり・紅花などに多く含まれています。
〈 ωー3系多価不飽和脂肪酸 〉
メチル基末端から数えて3番目の炭素から不飽和結合が始まる脂肪酸です。
代表的なものにαーリノレン酸・EPA・DHAがあります。
☛ αーリノレン酸は亜麻仁種子、EPA・DHAは海藻や魚介に多く含まれています。
その他の脂肪酸
トランス酸(トランス脂肪酸):
天然の脂肪酸は分子鎖が同じ側にあるシス型がほとんどですが、これに対して反対側に
あるトランス型は部分的に水素添加して生成されます。
代表的なものにエライジン酸(オレイン酸に熱を加え構造変化させたもの)があります。
こうしてできたのがマーガリンやショートニングです。シス型よりも融点が高く酸化安定性
に優れているのが特徴です。
尚、トランス酸は反芻動物にも含まれていることが知られており、肉や牛乳を多く摂取する
人では摂取量はかなり多いと考えられます。
トランス酸は体内で代謝されにくく、血中コレステロール(LDLの増加)を上げ、動脈硬化を
促進させる言われております。
一般的には欧米では摂取エネルギーの数%ですが、日本人はまだ1%以下といわれてお
り規制が遅れている要因ともいわれております。
共役リノール酸:
リノール酸の構造異性体で反芻動物の消化管内微生物の働きで作られます。
抗がん作用・抗動脈硬化作用・抗肥満作用・抗アレルギー作用が報告されています。
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