糖尿病
 
糖尿病

自己判断をせず、医師の診断を受けてください。

糖尿病の種類
1型・・・インスリンの分泌の完全な不足により起こる(先天的・子供に多い)。
2型・・・インスリンに対する抵抗性やインスリン分泌反応の障害により引き起こる(後天的・大人に多い)。
診断基準 
糖尿病の症状(典型的症状:多尿、多飲、原因不明の体重減少など)があり、かつ随時血糖が200mg/dl(11.1mmol/L)を超える。 または、空腹時血糖(少なくとも食事摂取後8時間以上経過した時点とする)が126mg/dl(7.0mmol/L)を超える。 または、経口ブドウ糖負荷試験において、2時間後の血糖値が200mg/dlを超える。          

運動に際しての注意                                                        2型糖尿病患者の一部では、運動トレーニングや体重減少により適切な血糖のコントロールができます。 さらに2型糖尿病患者では,血糖のコントロールのために経口血糖降下薬の投与が必要になることがありますが、一部では外因性インスリンが必要です。 コントロールが不十分である場合、糖がエネルギーの基質として利用されることが制限され、これを代償するために遊離脂肪酸の利用が増し、ケトン体が産生され、ケトーシスを引き起こす可能性が生じます。

※ 血糖値が300mg/dl以上、または、尿中ケトン体が陽性で血糖値が240mg/dl以上の場合は相対的禁忌と考えられます

運動にはインスリン様効果があるため、運動後誘発性低血糖の出現が問題となります。  インスリンの投与量が多すぎたり、注射部位(四肢などは避け、あまり使わない部位、腹などがよい)からのインスリンの吸収が促進されると、低血糖が起こってきます。 低血糖が運動中だけでなく、運動後4~6時間経ってから起こることもあります。これを防ぐため、運動後のインスリン投与量を減らすか、炭水化物の摂取量を増やすことが必要になります。 インスリン投与中の患者では運動前血糖値が100mg/dl以下のとき、20~30gの炭水化物摂取の追加を考慮すべきです。

低血糖の予防の注意
1.運動中および運動前後に血糖をチェックする。
2.インスリンの活性がピークの期間(食後30分)は運動を避ける。
3.運動前に炭水化物を摂取する。(30分前に20~30g)運動後のインスリンの投与量を減らす。
4.運動強度・持続時間また患者自身の経験によって、運動後のインスリンの投与量を減らすように運動計画を立てる。インスリンの減少量は、1日の必要量の約50 ~90%にあたる。
5.運動中は吸収されやすい炭水化物を摂取する。
6.運動後、炭水化物のスナックなどを摂取する。
7.低血糖の兆候や症状をよく理解しておく。(発汗、空腹、動悸、頭痛、頻脈、不安、 震え、めまい、視力障害、錯乱、痙攣、失神、昏睡)
8.パートナーと一緒に運動する。
 
※その他の注意点
 
1.適切な履物を使用し、足を清潔に保つようにする。
2.βブロッカーを使用している場合、心筋酸素消費量を低下させ狭心痛を予防することや他の内服薬が低血糖症状の感知能力を障害することを理解しておく。
3.末梢神経障害がある患者では、熱障害のリスクがあるので高温下での運動では注意する。ウォーキングやジョギングよりも水泳や自転車などの衝撃の低いエクササイズが望ましい。

参考資料:アメリカスポーツ医学会運動処方の指針(第6版)より抜粋

 

 

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